お食事カウンセラーの木村綾子です。
「週イチごはんを作ると自分が好きになる!」
をテーマに、
発酵食品教室、食事カウンセリング、パーソナル料理レッスン(準備中)などを行っています。
前回記事で、
自分には健全な自己愛(自分は自分でいい、自分のありのままで存在していても人に受け入れてもらえるという感覚)を作れず成長してしまったこと、
「やりたいことがない」「自分がない」状態をごまかすことが限界になったのが就活のときだったとお話しました。
その続きです。
就活の中でわかったこと~生育歴への疑問
私は平成元年の新卒です。就活時はバブル景気の始まりの時期でしたから、私の大学で普通程度の成績をとっていれば一般企業の事務職の内定をもらうのは難しくなかった。
事実周囲の友人は大企業の内定を大した苦労もなくとっていました(そういう時代でした)。私も望めばそのレールに乗れたような気がします。
だけど私は、その「一部上場企業の一般職」という就職は嫌だったんです。
当時の一般職女性は数年経ったら結婚退職することが当たり前でした。「女子社員は、男性社員の将来の妻としてふさわしいかどうかを基準に選抜している」とはっきり言っている企業もあったくらいです。
でも私は、結婚退職が前提の就職だけは避けたかったのです。
それは、専業主婦の母親がどうしても幸せそうには見えなかったから。
母は人生における私の反面講師でした。「母のような人生だけは送りたくない」というのが当時の私の大事な価値観だったのです。
だけど就きたい専門職があるわけでもない、
入りたい会社もない、
身体的にも精神的にもハードな総合職に就いて頑張れる自信もない。
そして何より、
うちこめそうな仕事がない・・・
口幅ったいですが、それなりに真面目に勉強もサークルもがんばっていました。
それでもいつも私は自分がとんでもなくだめな人間に思えていました。
自分の将来が見えなくて苦しみ胃潰瘍になり、人生初胃カメラを飲みました。
思い出してみると小学校の卒業時の文集に「将来なりたいもの」を書く際にも「なにもない」と言って先生を困らせました。
高校進学、大学進学時も学生が終わったらどうするかいついては考えられなかった。わからないからその時一番ましと思える選択をすることを続けていました。
が、それは「やりたいことを考え抜くことからの逃げ」だったのです。
ずっとずっとごまかしてきたそのことが、就活の際ごまかしきれなくなったのでした。
どうして自分はやりたいことがないんだろう。わからないんだろう。
考えて考えて考え抜いてわかったことは、
そのように生きてきていないから
ということでした。
子どもの頃から「やりたいことをやる」をしてきていなかった、と気づいたのです。
なぜやりたいことをやってこなかったか。やってこれなかったか。
更に考えてみると、それは
子ども時代の親との関係が原因なのだ
ということがぼんやり浮かんできました。
(はっきりわかるまでにはさらに5年近くが必要でした)
私は子どもの頃から常に親の顔色を見て親から気に入られるようにふるまってました。
何かを決めるときの基準は常に「自分がどうしたいか」ではなく「親が気に入るかどうか」でした。
高校受験の時受ける学校も、複数合格した大学の中で選んだ学校も、そういう視点で決めていました。
どんな選択であっても親は応援してくれる、とは思えなかった。親にオーケーしてもらいお金を出してもらえる・・・大袈裟に言うと親に愛してもらうためには、親の思いを汲み取ることが必須でした。
よくよく考えれば、もっと小さな頃優等生であり続けたのも(4月生まれのラッキーはもちろんありましたがある時期からはそれなりに努力もしてました)親に認められたいからでした。
「常に常に親の意向を尊重してきたから、やりたいことがわからないのだ」
「自分は自分のしたいことをしたいと言って受け入れてもらえる、そういった経験がなかったからだ」
これが私の出した結論でした。
やりたいことが本当にまったくないか、というとそんなことはないのです。
いつでもちらり、とは思い浮かぶのです、「こういうことやってみたいな」と。
でもそれをすぐ自分で打ち消してしまう。
「そんなことは受け入れてもらえない、反対される、バカにされる、親は喜ばない」そういう思いが湧いてくる 。
親に愛されるためには自分の意向は無視しなくてはいけない、・・・当時私を支配していた思考です。人に合わせてカメレオンのように自分を変えていれば、自分が本当にしたいことがわからなくて当然でしょう。
自分がなくなるほど親に支配されるということは、一般的にはわかりにくいかもしれません。
でも当時の私にはむしろそちらが当たり前で自然なことでした。自分以外の人が「どうして人(親)の意向を気にせず自分がやりたいことをやりたいと言えるのか」「自分のやりたいことを誰に気兼ねなくどうどうと表明できるのか」がまったくわかりませんでした。
自分が自分のしたいようにふるまって存在していても人に受け入れてもらえる、自分は自分らしくていい、・・・そういった自分に対するポジティブなイメージ(自己肯定感、健全な自己愛)が私には極端に少なかったということです。
「生まれて、すみません」な日々
やりたいこともわからずろくな就活が出来ませんでした。
がそんな自分でも受け入れてくれる会社があり、社会人生活をスタートできました。本当にありがたいことでした。
しかしそこで与えられた仕事をまったく楽しいと思えなかった私は、就活時よりさらに暗い、どんよりした毎日を送り始めました。
当時はまだバブル景気を引きずっていたので「第二新卒」という言葉が出てくるほど転職はブームでした。
でも私は仕事に悩みながらも転職をしたいとも思わなかった。
それは、その時の仕事が楽しいと思えないのは事実だけれど、他に楽しいことが見つかるとも思えなかったからでした。
当時の仕事は肉体労働でもあったので、身体的にも毎日くたくた。給料も休みも少なく遊びに使えるお金も時間もほとんどなく、会社と家の往復しかない毎日。
学生時代にやっていたダンス、華道からはどんどん遠ざかり、音楽や読書さえしなくなりました。気がつくとCD1枚、本一冊すら一切買わずに何ヶ月も過ごしていました。
自己嫌悪感が日に日に強くなっていきました。
今から考えればそれほどひどい環境でもなかったはずなのです。20キロのダンボールを持ち上げるような肉体労働は確かにきつかったけど、一日中やってるわけでもない。
お給料は確かに安かったけど、昇進昇格に男女の差がない会社だったのだから給与アップの機会はあった。
会社と家の往復しかしなかったのは自分を楽しませることができない自分にだって責任があったはず。
捉え方で、プラスにもマイナスにもなりえた状況でした。でも当時の私には自分をとりまくすべてをマイナスにしか解釈できなかった。
なぜそんなふうにしか考えられなかったのか。その根本は「自己嫌悪感」でした。
当時私は自分自身が嫌いで仕方なかった。
何をしていても「これではいけないのではないか」という気持ちがわいてきて、どうしたらいいかわからず、苦しくてたまらない。
「なんでこんな、長所がひとつもない自分なんだろう」
「なんの役にも立ってない自分。生きていて楽しいこともない」
「自分が死んで悲しむ人もいないだろう」
「生きている意味がない」
毎日毎日ふつふつとこういう思いが心の中から湧いてくるのでした。
生きていればやむを得ない、ゴミを出したり二酸化炭素を排出したりしてしまうことにさえ罪悪感を感じるようになりました。
自死することだけがこの世に対してできる貢献のように思えるのに、自死する決断ができないことでさらに自分を責め、ますます自己嫌悪が強くなる。
「生まれて、すみません」は太宰治の言葉ですが、私も段々と「そもそも生まれてきた事自体が間違いだったのではないか」とまで思うようになりました。
当時も友達や彼氏はいて「そこまで考えることない」と言ってくれたり「綾子が辛そうすぎて自分も辛くなった」と一緒に涙を流してくれたりしていました。
なんてめぐまれていたのでしょう!
しかしそんな彼らの言葉さえ届かないほど、私の心は自己嫌悪感で冷え切っていました。
やりたいことがない、楽しいと思えることがない。
自分はどうしてこんな状態なんだろう。
それでも会社には真面目に行き続けながら、毎日毎日夜は泣いていました。
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